今どきの出会い系がとんでもないことになっている件(2)

 もう、10年以上前、友達とお酒を飲んでいて、ノリで出会い系に登録したことがあった。今となってはどこに登録したかも覚えていないのだけれど、その時もガツガツ系男子はいたものの、単に「ヤリモク」見え見え、という程度だったが、今の出会い系は、その時とははっきり、フェーズが違う、異次元の荒れ方。いや、「荒れる」という表現は私目線というか、もうそこにすでに価値判断が入っていると思うのだが、ヤリモクどころか、いわば体を売りたい女と金で体を買いたい男との取引交換所の様相を呈しているのだ。

のっけから「条件教えて」というど真ん中の直球。もしくは次のような「メニュー表」を送ってくる。

ゴム有りホ別2。ゴムF+0.5、生F+1、生挿入+2、生中出し+3。いきなりホテルがハードル高ければ、プチも応相談。(口1、手0.5)

アホか!

最初はいちいち腹を立てていたが、8割方がそんなんなのである。

コロナで困窮した女が風俗に流れるからもう少し辛抱しろ、と言って炎上した芸人がいたが、そういうことなのだろうか。確かに急にパンデミックで雇い止めとかになって幼子を抱えていたら、中には背に腹はかえられぬ、と、春をひさぐ♀も出てこよう。

しかし、札びらで頬を叩いてその手のプアマザーを抱いて楽しいのか?

そんな疑問がふつふつと湧くのである。

(この項続く)


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